集団行動が苦手な人の無理のない対処4選
前章では、集団行動が苦手な人の特徴と、その裏に隠れた心理について説明していきました。
ここでは、それら4つの心理をヒントに、無理なく対処する方法を提案します。
・人に合わせるのが苦手な人への対処
・雑談が苦手な人への対処
・周りの評価が気になる人への対処
・視野が狭い人への対処
【人に合わせるのが苦手な人への対処】あらかじめ割り切る
集団行動では、基本『自分のペースは保てないもの』と割り切って参加する。もしくは、そういうインフォメーションをしてもらう。
そうすることで、ペースを乱されたときのイライラが減りますし、思い通りにことが運ばず、イライラする人が出るのを防ぐこともできます。
また、家族連れでの参加の場合等は、まず一番に子供がグズグズ言い始めます。
そんな時、例えばあやとりの紐や、小さなビー玉のようなものを持っていれば、どっちにあるか?ゲームで乗り切れたりします。
ちょっとした時間つぶしアイテムを持っておくのも、1つの手です。
【雑談が苦手な人への対処】聞き上手になる
実は、雑談に必要な人は、話す人よりも『聞く人』です。
まず、『何か話さないとダメ』という思い込みを外しましょう。
そして、雑談が始まったら、笑顔で黙ってその場に居ましょう。ただそれだけで良いです。
何か意見を求められても、わからなければ、正直に『うーん、どうなんだろう?わからないな』と言っても良いですし、興味がなければ『ん-、ちょっと興味ないなぁ』などと言っても大丈夫です。
それよりも、ニコニコ笑って頷いてくれる人の方が喜ばれるのです。
このことを知っておくと、集団行動で必ず出てくる雑談に臨むのが、少し、楽にはなりませんか?
また、それすらしんどい、という方は、雑談に加わらなければ良いのです。
集団行動の場合、メンバーの多くが雑談を楽しんでいる間も、裏方に回って作業をしている人が必ずいます。そちら側に回ってみるのも、1つの手です。
【周りの評価が気になる人への対処】自分に自信を持つ
はい。自分に自信を持ちましょう!と、言われても。それが出来てたら困らんわ!!と、思いますよね…その気持ち、よく、よく、わかります。。。
では、自信とはどこから来るのでしょうか。それは、確固たる自分軸を持つことから始まります。
要するに、人と比べないことが、大切なのです。
人は、必ず、『自分よりも先を行く人』と比べたがります。
だから、できない自分を責めてしまう。
『価値ある自分』で居たい人ほど、その価値基準は自分の中に持ってください。
1人で居ても、集団の中に居ても、自分自身の価値基準を持っておきましょう。比べて良いのは昨日の自分だけです。
そうすることで、周囲の目を気にせず、のびのびと、自分のやり方で、集団での役割を全うすることが出来るようになります。
【視野が狭い人への対処】自分と同じくらい、人に敬意を払う
こういった方は、まず、人は『違って当たり前』という認識を持ってみませんか。
外見で全く同じ人がほぼいないのと同じで、思考や感情等、見えない部分も違って当たり前です。
なので、あなたの『当たり前』や『常識』は、あなただけのものなのです。
人の『当たり前』や『常識』とは大きく異なります。
そしてそれは、どちらが正しくどちらが間違っている、なんてことは無いのです。
なので、『正しさ』を判断基準にすると、集団行動はとてもしんどくなります。
正しさなんて、時と場合によってはガラリと変わります。
それよりも、人も自分も同じ、価値ある人間、同じ時を共有する大切な存在であることを認め、相手に対する敬意を思い出してみましょう。
そうすると、時と場合によっては、『正しさ』よりも大切なものに気付ける場合があります。
いかがでしたか。
あなたが、集団行動を少しでも楽しめるよう、心から祈っております。
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