信頼性。
現代社会を生き抜くビジネスパーソンにとっては、肩書や実績よりも、実は最も『身に着けるべきスキル』ではないでしょうか。
は…?スキル…?信頼性が??
と思うかもしれませんね。
でも、ちょっと気を付ければ身につくことなので、ここでは敢えて、スキルと呼ばせていただきます。
はい。下に挙げる3つの特徴さえ押さえれば、すぐにでも身につくことなのです。肩書や実績よりも、簡単です。
もちろん、嘘をつくとか、期限を守らないとか、そういった最低限のことはクリアしたうえで、下の3つのポイントを徹底的に押さえてみましょう。
信頼できる人に共通する3つの特徴
【自分をオープンにしている】自分がどんな人か?を知らせている。
【一貫性がある】予測できる人
【理由を説明できる】こういう考えでやる、を示す
自分をオープンにしている
実は人は知らないことを嫌う傾向にあります。
鬼滅の刃が大流行りした時、私の友人で、鬼滅の刃を真っ向から否定する方がいらっしゃいました。『残酷だから』という理由で。
『だって、鬼の首をはねるんでしょ??無理無理、気持ち悪い』というのがその方の意見でした。
確かにそういった意見もあると思います。が、ではその方が実際に鬼滅の刃を見たのか?読んだのか?というと…
見ても読んでもなかったんですね。
全く中身を知らずに否定していたのです。
その方は、その後子どものごり押しに負け、映画を見に行き、今ではすっかり煉獄さんの大ファンになっています。
私の友人に限らず、そんな例は少なくないと思います。
人は、知らないものを嫌う傾向にあります。
逆に言うと、知ると親近感がわき、好きになるのです。
『好き』というのは、『信頼する』前段階です。
好きじゃないと、信頼するまでたどり着きません。
なので、まず、好きになってもらう意味でも、『あなた』をオープンにしてみて下さい。
ポイントは、『専門分野以外の自分を見せる』ことです。
例えば…
・職場で信頼されたいのであれば、仕事と関係ない趣味に関する話をするとか、家族の話をするとか。
・趣味等で集まった仲間内で信頼されたいのであれば、集まるキッカケになったテーマではなく、最近読んだ本の話とか、仕事上で学んだことをシェアするとか。
『知らない自分』を見せることで、相手はあなたの意外な一面を知った気分になり、ぐっと親近感がわき、信頼につながるなんてことはよくあります。
予測できる人になる【一貫性がある】
実はこれ、とても簡単なことなのですが…
『この人はこういう人』を外さないことは、信頼してもらう上でとても重要になります。
例えば、こういった経験はありませんか??
いつも集合時間に遅刻するAさん。だから、時間ギリギリになっても、Aさんが来なくても、誰も心配しない。
どうせ後から来るから大丈夫、と思って、ことを始めてしまう。
が、遅刻したり間に合ったり、その時々で、来る時間がバラバラなBさんが参加するとなると…
全員揃うのがいつになるかわからないので、何となくその場が落ち着かない。
これ、『Aさんは遅刻する人』という認識が既に定着しているんです。
だから、それはそれで、ある意味アリなのです。
でも、Bさんの場合、『全くわからない』。先が読めないから、その場が落ち着かないのです。
行動に一貫性を持たせるというのは、正しいことをするというのとは、ちょっと違います。
『いつも同じ』『あなたの知ってる私』であり続けることを言うのです。
だから、遅刻魔は、時々間に合ってみたりするのではなく、一貫して遅刻し続ける。
時間内に来る人は、時間内に間に合い続ける。
こういったことを徹底することにより、人は信頼されていきます。
理由を説明できる
前章では、『行動に一貫性を持つ』といった話をしましたが…
人は生きていく上で影響を受ける人も変わって来ますし、考えや行動が変わることもあります。
前章で遅刻魔だったAさんも、子どもの送り迎えがなくなれば、遅刻しなくて済むようになるかもしれません。
ですから、過去の自分の言動にしがみつく必要はありません。
ただ、行動の変化には、『理由』が伴わないと、周りの人は漠然とした不安を覚えます。
ものすごく、よくある例を挙げます。
もしかしたら、これを読んでいるあなたも、こういった場面を経験したことがあるかもしれません。
朝職場に行くと、社長が突然方針を変え、『今日から○○を徹底する!』などと言い出した。
何ともあるあるな話ですが…
これだけですと、社員からすると、意味が分からず、ついていけません。
…は?何言ってるの?となり、誰も社長にはついてきません。
例え、それが『挨拶を徹底する』程度の話だとしても、です。
ただ、こういった話の流れだとどうでしょうか?
先日、取引先の■■社に行ってきたんだけどね。会社に入った途端、あちこちから『こんにちは!』と気持ちの良い挨拶が聞こえてね。
すごく気持ちが良かったんだ。
■■社は、今とても業績が上がっていて、僕も注目してる会社なんだけどね。
やっぱり、挨拶をきちんとする雰囲気のある会社って、仕事に張り合いが出るし、風通しがよくなるから、みんなが仕事しやすいみたい。
業績があがるはずだよね。
そうなるとお給料もたくさん出せるようになるし、挨拶って大事だよね。
そうだ、今日からわが社も、みんなで徹底してみようか!
なるほど。そうか、挨拶って大事なんだね。よし、うちでもやりましょうか。
と、なりませんか…??
理由をきちんと話せば、理解してもらえる率がぐんと上がります。
理解出来ない人は、信頼されません。
なので、新しいことを始める時や、これまでの行動を変えるときは、何のためにそれをするのか理由を明確にし、周囲の方に理解してもらう必要があります。
それこそが、信頼につながります。
いかがでしたか?
今回は、難しいことではなく、ちょっと気を付ければできそうなことを、挙げてみました。
これを読んでくださったあなたが、大切な職場や仲間内で、信頼できる人として、大切にされ続けることを、心よりお祈りしています。
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