仕事、家事、育児、勉強、スポーツと毎日を忙しく送るみなさん。
「寝ても寝ても疲れがとれない」
「なんか身体がだるいなぁ」
「なんとなく気持ちが億劫・・・」
そんなことはありませんか?
何事も一生懸命頑張っていると、いつの間にか心も身体も疲れてしまっています。
疲れがとれないと、体調を崩してしまうことはもちろん、思考力や判断力の低下にもつながり、
本来のパフォーマンスを発揮できません。
今回は疲れの原因を理解しながら、疲れを癒す方法をご紹介します。
疲れとは身体からのSOS
疲れとは、過度の肉体的な活動や精神的な活動により、心身ともに過度な負担がかかっている状態です。
身体が休息を必要としており、「これ以上負荷をかけられない」とSOSを出しているのです。
本来、疲れを感じると休息をとるという本能的な部分はあると言われています。
しかし、
・仕事や家事でどうしてもやらなくてはいけない状況
・もっと上を目指してやっていきたいと思って負荷をかける
と休息が必要なサインを見過ごしてしまいがちです。
こうして身体からのSOSを見逃し続けていると、徐々に疲労がたまっていくのです。
疲れの種類は2つ!とその原因
「疲れ」の原因は人によって様々で、大きく2種類あると言われています。
抹消性疲労
ハードな運動をしたり、立ち仕事や長時間にわたって身体を使う仕事によって起こる疲れが例です。
身体を動かすためのエネルギーが不足し、疲れの原因物質である乳酸が溜まり、血流が悪くなることで、疲労が蓄積します。
疲労が蓄積することで、筋肉痛、身体のだるさなどの身体的な症状が現れることが多いです。
また、デスクワークなどで同じ姿勢を続けることで起こる疲れも肉体的疲労です。
一見、デスクワークは肉体的疲労にはみえませんが、同じ姿勢を続けていると、疲れの原因物質である乳酸がたまり、筋肉の働きが低下していきます。
身体を動かさないことで、肉体的な疲労が溜まっていくことがあるので注意が必要です。
中枢性疲労
「身体は疲れていないのになぜかぐったり・・・」
そんな経験はありませんか?
ストレスや緊張状態が長く続くことで、視神経や脳が緊張した状態になり、
脳に疲れが蓄積することで、だるさや疲れを感じる疲労が中枢性疲労(精神・神経疲労)です。
職場や学校、ママ友などの人間関係や悩み事、長時間労働などでストレスがたまりやすくなると、精神的に疲れてしまいます。
また、最近は仕事や日常でもパソコンやスマートフォンを使う機会が増えてきました。
長時間パソコンやスマートフォンを操作していると目や神経を酷使してしまうため、
いつの間にか疲労蓄積していることになりかねません。
日常でできる!疲れを癒す6つの方法
疲れを癒す方法はたくさんありますが、その中でも日々実践しやすい方法を6つご紹介します。
良質で十分な睡眠をとる
睡眠中は脳や身体を休めることができ、疲労回復には最適な時間です。
脳や身体を休息させることで、新陳代謝が活発になり、
明日への活力となります。
しかし、たくさん寝ると良いというわけではありません。
睡眠は量も大切ですが、質も重要です。
眠りが浅いと、
「7時間寝たはずなのに、なぜか目覚めがスッキリしない」
「寝ても疲れがとれない」
など、疲れがとれないままになってしまいます。
質のいい睡眠をとるためには、
・寝る1時間前にパソコンやスマートフォンをみないようにする
・湯船につかり、身体をあたためてリラックスする
・寝る3時間ほど前には食事を済ませる
といったことを意識すると良いでしょう。
湯船にのんびりつかる
疲れていると、湯船につからずシャワーで済ましてしまいがです。
疲れているからこそ、湯船にしっかりつかりましょう!
お湯にゆっくりつかることで、全身が温まり、血流が良くなるため、
老廃物の排出や緊張をほぐしてくれるのです。
疲れたときこそ、お風呂にのんびに入り、リラックスしてみましょう。
おいしいものを食べる
おいしいものを食べたとき、幸せな気持ちになったことはありませんか?
おいしいものを食べることは身体はもちろん、心にも栄養をもたらしてくれます。
自分の好きなものや普段めったに食べないようなものを食べると、新鮮な気持ちになりますね。
家で食べるもよし!外で食べるもよし!
友人や家族と一緒に食事をすることで、よりいっそう美味しく感じられ、
身心ともに活力がわいてくるでしょう。
身体を動かす
「身体を動かすと逆に疲れるんじゃないの?」と思われる方がいるかもしれません。
あまりにも激しい運動はかえって逆効果かもしれませんが、適度に動かすことで、
全身の血流促進につながり、疲労回復の効果があるのです。
例を3種類ご紹介します。
ウォーキング
毎日仕事と家の往復で1週間が過ぎてしまうという方が多いのではないでしょうか。
いつも電車やバスで通る道を少しでも歩いてみる!というだけでも構いません。
いつもの道だけど、電車やバスでサッと過ぎ去ってみえる景色と、
歩いてゆっくりみる景色では随分違います。
今までみえなかった景色もみえるため、ちょっとした発見もあり、楽しい気持ちになりますね。
ウォーキングと聞くと難しいイメージになってしまうかもしれませんが、
「ちょっと散歩にいってくる~」ぐらいの軽い気持ちで、1日10分でもできるといいかもしれませんね。
マッサージ
「試合でいい結果を残すために毎日追い込んだトレーニングをしている」
「毎日仕事や家事でやるべきことに追われている」
そんな頑張り屋さんは、もしかしたらいつの間にか疲れているかもしれませんね。
たまにはちょっと一息ついて、マッサージをしてみるといいでしょう。
自分でやってみるのも勉強になりますし、プロの方の施術を受けるのもいいでしょう。
マッサージをすることで、硬くなっていた身体もほぐれます。
身体がほぐれ、軽くなると快適な気分になれますね。
ストレッチ、ヨガ
深い呼吸しながら、身体をのばすことで筋肉の緊張をほぐすことができます。
特にヨガの腹式呼吸は自律神経を整える効果があると言われています。
疲れは自律神経の乱れです。ストレッチやヨガでリラックスした状態をつくることで、
疲労回復にも役立ちます。
自分の好きなことに没頭する日をつくる
誰でも自分の好きなことをやっているときって一番幸せですよね。
好きなことであれば、時間を忘れていくらでも取り組める方が多いと思います。
1日ゲームをするのもよし、動画をみるのもよし、
映画をみまくる、ペットと遊ぶ、旅行に行くなど
趣味に没頭しているうちに、疲れた心も回復し、次への活力になります。
1日何もしない日をつくる
毎日するべきことに追われていると、自分では実感がなくても脳は疲れています。
「必死に考えているのに、頭がごちゃごちゃしてアイデアが出てこない」
「こう言いたいんだけど、頭の中が整理できず相手に上手く伝えることができない」
など、経験があるのではないでしょうか。
やはり脳が疲れていると、対人関係においても仕事においても本来のパフォーマンスが発揮しづらくなります。
そのようなときは、あえて1日何も考えず、ボーっとする時間をつくってみるのです。
脳がリセットされ、明日へのエネルギーになります。
自分に合った方法で疲れを癒そう
今回は疲れを癒す方法をご紹介しました。
こちらで紹介した方法はあくまで一例です。
疲れの癒し方は十人十色。
あなたに合った癒し方があるでしょう。
疲れを溜めるまで頑張るあなたは、本当に頑張り屋さんです。
たまにはホッと一息つくことも大切です。
自分にあった方法で疲れを癒し、毎日元気に過ごすことができるといいですね。
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