何を聞いても「任せる。」「どちらでもいい。」と、相手に決めさせる人、皆さんの周りにいませんか?
その人は本当に考えない人でしょうか?そんな自分で考えない人の特徴を調べてみました!
自分で何も考えない?考えられない?特徴と改善方法!
自分で決められない人にイライラしてしまう事ってありませんか?
調査していると、ネットで、こんなアンケートを見つけました。
【質問】「考えない人」と関わり苦労したことはありますか?
ある・・・30%
ない・・・70%
30%の方が苦労した経験があると回答していました。正直かなり多いのかな?と思っていたので、少なくて意外でした。
また考えない人は、周りから仕事が出来ない・人のせいにする・無責任など、マイナスイメージを持たれています。
そんな『自分で何も考えない人』には2つ種類があります。また事例も一緒に紹介します。
何も考えない人
私は、このタイプが厄介なのではないかと思います。
・考えるのが面倒
・自分が考えなくても、誰かが考えてくれる
・そもそも興味がない
多分ですが、日ごろから上記の理由で考える事をしない方を変えるのは、なかなか難しいのではないかと思います。
≪事例≫
■「何が食べたい?」と聞いても「特に…。何でもいい。」と返事し、話かけても「うん。うん。」と聞いてるのか聞いてないのか分からない返事をする。こちらも話す気がなくなる。
■職場で楽観的な性格の同僚がおり、「どうにかなる」と言って先の事を考えて準備したり行動する事をしない。
考えられない人
このタイプの方は結構多くいて、優柔不断などと誤解されている方もいるのではないでしょうか。
・子供の頃から親や周りが物事を決める環境にいた人
・中間子の人
・自分を出さない人(新しい環境などで様子を伺っている)
・失敗などトラウマがあり、失敗を恐れ指示されるのを待つ人
自分で考える事が出来ない人の中には自己決定する環境に育たなかった人が多くいます。その方は、恐らく自分が『自分で考えられない人』という事に気づいていません。
また、知的障害や心に障害をもっている方にもよくみられます。特に知的障害の人は、指示されるのを待つのが正しいと思っている方もいます。
≪事例≫
■職場の後輩。こちらから指示をするまで、一切自分から動こうとしません。聞かなくても分かるでしょ?という事も細かく聞いてくる。
■友達が何でも自分と同じようにする。ご飯を食べに行っても同じ物を注文するし、遊びに行っても自分の意見を言わず、合わせようとする。
中間子の人も兄妹のパイプ役にはなれますが、自分から行動しなくても周りが動き、自発的行動を必要としない環境に育った為、周りからは、考えてない。と思われるようです。
考えられない人の改善方法・付き合い方
下記のことは大人だけだはなく、お子さんにもかなり効果があると思います。
・考える手順のヒントを出す。「時間がかかってもいい」「失敗してもいい」と考える習慣を身に着け、チャレンジさせる
課題を出す方も、イライラせずに、ゆとりを持つ。
・アドバイスを出して、考えるようにもっていく
「〇〇すると良い。」や事例を出し、考えやすくしてあげる。
・手本を見せる
・失敗した時は、叱るばかりでなく、良かった点などを話し、「次こそは!」とやる気がでるようにする
失敗しても、「あの時の〇〇はよかった!」など良かった部分を褒めてあげる。
・選択肢を与える
始めは、2~3つの選択肢を出し選びやすくしてあげる。
ネットには、「イライラするので感情をもたないようにする。」などという意見もありました。それでは、何の解決にもなりませんね…。^_^;
実践してみました!
私は仕事柄、障害のお持ちの方と関わる事が多く、うちの利用者さんにも適応するのではないか?と上記の事を実践してみました!
■知的障害中度/40歳の利用者さんNさん
物事をうまく考えられない為、自己決定が出来ず、ご飯を選ぶ事から次に行う事まで全て周りに決めてもらい、失敗すると、その決めた人の責任にしようとする方です。
【実践】
次の行動をとれるように選択肢を与え、アドバイス出し、自分で決めれるように誘導を行いました。また「私は〇〇が良いと思うけど、Nさんはどう思う?」など意見を積極的に求めました。
【結果】
Nさんは、今までは「次は何する?」など指示待ちでしたが、現在では「〇〇してもいい?」と自分がしたい事を言うようになりました。まだ自己決定が苦手ですが、進歩だと思います!!今後も続け成功に繋げたいと思います。
まとめ
考えられない人は多くいます。その人の中には、考え方が分からない方やそれに気づいていない方もいます。その事に気づいてあげれるのは、考える事のできる人です。
考えない人にイライラするのではなく、思考を変えてみてはいかがでしょうか?
自分も楽になると思います。また、人には合う合わないがあるので、それぞれの接し方を探してみてはいかがでしょうか。
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